かけら

デパートのデザイン文具のコーナーでペーパークラフトの絵本の展示をしていた。その中で真っ赤な表紙が印象的な絵本「かけら」を読んだ。抽象的な赤のかけらが、心が痛くなって飛び出して旅する中でさまざまな体験をしていく。いやなこと、たのしいこと、きれいなもの、そして自分の知らなかった力を知って、成長して仲間のところに戻っていく。気持ちの小さな旅。私もかけらになって旅をしてる途中なのかも知れないな。単純な色彩が印象的な絵本でした。
駒形克己『かけら』