先生、1ヶ月目無事乗り越えました!

派遣のタイムカードの〆日。一月の勤務が終わった。
昼の薬はトイレで隠れて飲んで、業務中は眠くなるので安定剤を外した。主治医も勤務時の安定剤使用について心配していたので副作用が出ないように気を使った。
立ちくらみや過食、過飲は相変わらず。体重も増えてしまったようだ。安定剤を飲まない代わりに不安をものを摂りこむことで紛らわしている。
それでも、無遅刻、無欠勤で1ヶ月目が無事過ぎた。
浅く短い眠りの中で私は主治医に診察を受ける夢を観た。
主治医は変わらず穏やかな笑顔で「お仕事はどうですか?」と尋ねた。
私は色々な事を話した。この3週間の勤務の大変さ、体調の変化、睡眠障害、まだまだ不安定なこころ…。でも毎日が充実しているように感じ、失業中の時の様な辛さが和らいできたこと。仕事があって幸せに思うこと。夫が協力的なこと…。
夢の中の主治医は、微笑みながら私の話を聴いてくれた。
夢が覚めたとき、こころがすっきりした感覚があった。病気を隠して働くことは思ったより苦しい。私は夢の中で私は病気なのだということを受け止めてもらいたかったのだと思う。
職場の中で私はやはり少し変だと思う。だけどそれを受け止めてもらいたいとカムアウトすることは破滅を意味する。だから夢の中でその不安を解消しようとしたのだろう。そしてやはり私にとっての心の拠り所は主治医に変わりはなかったのだと思う。
先生、お蔭様で毎日なんとか就いていっています。派遣は何を頼まれてもひるまずゆるがない強いこころで仕事をこなさなくてはいけないけれど、困ったときには先生を思い出して不安を抑えて頑張っています。来月も忙しくなりそうです。医療に少しだけ関われて、先生のお仕事の大変さにも触れることが出来て貴重な経験をさせていただいています。
残念ながら契約期間内に病院に行かなくてはならないようです。自立支援医療制度の申請のために先生に診断書をお願いしなくてはなりません。せっかく3ヶ月休まないで働けるようにお薬を処方してくださったのに…。でも先生にお会いして報告したいことがたくさんあります。夢で診察室に行ったときと同じようにお話を聴いてくださいますか?