運に見放された…

条件の合う仕事が見つかりコーディネーターに問い合わせ返事が遅いので朝電話して話を進めてもらうことにした。その直後、以前候補が決まったからと断られた仕事の紹介があった。候補の方が時間が合わないのでとキャンセルされたそうだ。いま返事をすればその仕事は私のものになる。でも別の仕事の話が進んでいたからお断りした。
営業からの電話を待った。昼過ぎても電話は来ない。早めに買い物を済ませ打ち合わせの予定の電話を待った。
夕方電話が来た。予想もしなかった結果になった。
仕事そのものがなくなったので仕事を紹介できないと担当は言った。とても申し訳なさそうに、「別の派遣会社の方に決まってしまったのでお仕事そのものがキャンセルになりました」と。
私は絶句した。これで仕事に就けると思った。これでお金の心配はしなくて済むと思った。
たった一本の電話でささやかな希望は崩された。
私の条件に合う仕事はなかなか見つからない。またいつ見つかるかわからない。
久しぶりに涙が零れた。
いつになったら私の希望は叶えられるのだろう。
いつになったら自信を持って生きていけるのだろう。
もう残された時間はないのに…