冷たい風

親戚の都合で仕事を1日休ませてもらったので、何か後ろめたい気持ちで出勤した。
しかし、仕事と言うのは私など居なくても進んでいくもので同僚がきちんとフォローしていて滞っているような気配すらなく、それがかえって否定的感情を湧きあがらせた。
私は今日の仕事のメニューに沿って黙々と計算を消化していくだけ。私には定量的分析しか与えられない。どうしてだろう?同僚は定性分析をしている。定性分析のほうがこの仕事では重要な位置を占めているように思う。それが更に私を落ち込ませた。
私はほぼ定時に今日のメニューを終えたが、同僚はあと1時間残業することになった。手分けして手伝おうかと申し出たが断られた。何故か悲しかった。私だけ先に退社した。
世の中理不尽なことが多い。お金に不自由ない同僚が残業して、お金に困ってる私が残業できない。。。
社内はエアコンの風が冷たくて体が冷え切って寒いくらいだ。社長が暑がりで室温を下げるから夏でも長袖の羽織物は手放せない。今日は特に気持ちまで冷え切ったみたいに感じた。