生活リズム

父は朝食を摂らない。妹は普段休みの日は昼過ぎまで寝ている。今日は突然父が午前10時ごろラーメンを作ってくれて食べた。そして昼食は食べず、夕食に沢山食べる。こんな生活をずっとしてきたのか…。ずっと読書をしていたかと思うと、突然買い物に出かける父。寝ていたかと思うとなにやら食べて大掃除を始める妹。私は家族のペースについていけない。母もそうだったのだろうか。母だけにカロリーと塩分の制限された食事を3度、決められた時間に作って出す。朝は父と妹が中心に、昼は妹と私で、夕食は父と妹が突然買い物に行ったので、私一人で考えて食事を作った。
外泊の時の食事は味が無いと文句を言われたが、今日の食事は何も言わず食べていた。私は食事を作りながら複雑な気持ちがしていた。母は私が幼いころ、私にだけ食事の食べ方にきつい言葉を投げつけていた。それは私の表情に関することで、「まずそうに食べるなら食べなくてもいい」というような事だった。私はその度に当惑した。おいしいと思って食べているのに突然そんなことを言われるのだ。悲しくて泣きながら抗議しながら食べた悲しい思い出がある。私の表情はもって生まれたもので治す事など出来ない。幼い私はその他にも表情のことで母からいろいろ辛い事を言われ続けた。何故、私だけだったのか良く分からない。兄弟の中で私だけ顔立ちが父に似ていたからかも知れない。父への不満を私に投影していたのだろうか。食事を作る時、何ともいえない苦しさを感じるのは多分そのせいだろう。いま、母は無表情で私の作った食事を食べている。私は何も言わないで食べ終わるのを待っている。怒りは湧かないが人生はなんて理不尽なのだろうと思う。
フルメジンセパゾンを沢山飲んで疲れてしまったので、2泊するつもりだったが帰る事にした。明日は母の日。テーブルには華やかな花束が飾ってある。親不孝でごめんなさい。私が壊れそうなので帰ります。また来週末は泊まりに行くから。その時にはもう少し料理のレパートリーも増やせるように頑張るから。