迷い

週末の母の病状についての説明を聞くまで、自分の時間配分の目処が立たない。それは言い訳かも知れないけど、行けますと言って土壇場でキャンセルすれば信用を失う。何事も最初が肝心なのに、スタートが切れないで足踏みしている。登録だけでも無理にでもするべきだろうか。もしも母が退院となったら、どうなるのだろう。心は働きたい気持ちで一杯だ。もう、病気が再発しようが、幻覚が現れようが仕方のないことだ。そのために薬がある。以前夫が失業中のとき、薬を飲みながらフルタイム勤務をしていたじゃないか。出来るはずだ。プライドなんてない。以前勤めていた会社に頭を下げて仕事を請け負わせて頂きたいと頼み込む事だって今の私には平気だ。ただ、母の動向が、病状の進行が私を迷わせる。苦しみながらまた今日も無駄に時間が過ぎていくのか。私はなんて愚かなんだろう。働いている人たちが眩しい。認知症の在宅介護にかかる費用は年間300万円…かつての私なら出せたかも知れない。時計の針を戻したい。
地元の人材派遣会社にネットで登録した。もうやけになっている。もう1件はエントリーするか迷っている。どうせ年齢で切られる気がする。適正試験で落ちる気がする。ああ、嫌だ。何もかも嫌だ。