手をつないでも…

今日は夫の友人宅にお邪魔する予定が以前から入っていて迷ったが病院には行かず、新婚の夫の友人夫婦と新婚旅行の話を伺いながら、おみやげの泡盛をごちそうになった。夫が私が行かないなら予定をキャンセルすると言うし、せっかく準備してくれた友人夫婦にも悪いと思ったので。
夫は大好きな、いまや幻の泡盛「春雨」をごちそうになって上機嫌だった。お酒が入りすぎ、気分が悪くなるまで飲みつぶれてしまった。そんな夫を引きずって友人宅を失礼し、何度もトイレに入る夫を気遣いながら帰りの電車に乗っていたら、急に悲しくなった。段々、気分が沈んできて泣きたくなった。何度も電車を乗り換え、何度目かのトイレタイムを待っているとき、急に感情が溢れてきてショッピングモールの真ん中で泣いていた。涙が止まらなかった。私は何でここに居るのだろう。何してるんだろう。どうしてこの人と一緒に生きているんだろう。随分時間が経って戻ってきた夫は私が泣いているのを見て驚いて手を握ってくれた。それから一緒に駅ビルの私が好きな小物屋に立ち寄ってくれて私が手にとったアンゴラの帽子を買ってくれた。「母に…散歩に行くときに…」「そうだね〜明日持って行ってあげなさいね」
家に着くまで夫は私の手を握って「大丈夫、大丈夫」と言って励ましてくれた。私は下を向いてずっと泣いていた。
ちょっとしたことで泣いてしまう。うつが酷くなってしまったのだろうか。色々な人に迷惑や心配をかけている。