ただ泣きたくて

家事が溜まってしまった。山のような洗濯物を片付け掃除をし、午後は外出して気晴らしでもしようかと思った。外は雨が降っている。空が暗い。母はどうしているだろう。これから私はどうなっていくのだろう。リハビリ病棟から退院後の経済的人的負担はどのように考えるのか。家事が落ち着いて久しぶりに珈琲を淹れて飲んだ。新しい豆で淹れた珈琲は美味しくて、母にも飲ませてやりたいと思った。そうして暗い空を見上げていたら、心の中がぐちゃぐちゃに片付けられなくなっていることに気づいてしまい、それを整理する気力が今の自分には無くて、混乱して、ただ声を上げて泣いた。
腫れぼったい目で知人のパーティーに行くのは失礼だと思い、外出は取りやめて安定剤を飲んだ。