週末、海に行くのに、ペットのインコを私の実家に預けなければならない。この時期、外は暑い。過保護に育てたインコが片道3時間を耐えてくれるか心配になる。インコはもともと丈夫な鳥だ。暑さにも強いのだ。だけど心配で動悸がしてくる。私たち夫婦はお盆には夫の母の新盆で夫の実家に泊まらなくてはいけないから、この週末に預けたら、お盆明けまでペットに会えない。淋しい。夫婦の会話なんてとうの昔に無くなってしまった。お互いがお互いの話に耳を傾けることをしなくなった。唯一、ペットのことでは心配したり喜んだり、共通の話題が保てるのだ。私たち夫婦からペットを取ったら何が残るのだろう。
少しずつ、夏向きの模様替えを始めた。真っ白い帆布のカーテンに替えたら、部屋が明るくなった。なんとなく、掃除もしようと思えるようになってきた。薬の力を借りていても、何かしようと思えるようになったことは進歩だと思いたい。元のように整然とした部屋になるのには、まだ相当の時間がかかりそうだけれど。