第32回2005日本画創画展

大学時代の研究室の先輩に招待券をもらったので31日まで東京都美術館で開催中の日本画の公募展「創画展」を観に行ってきました。
日本画の大きな公募団体では他に、院展日展日本画部門がありますが、創画展は伝統的な手法を取り入れながらも実験的で比較的前衛的な作品が目立ち若い人も多いのが特徴ではないかと思います。
大きな作品はみな力作で迫力がありそれぞれの絵から発する力に圧倒されました。
大きな作品を描く事は日常生活を圧迫するけれど、それを弛みなく継続してきた作家たちの自信が溢れていて自分が小さく萎縮していく感じがしました。
私は仕事を失ったショックからまだ立ち直れずに作品に手をつけられないでいるのです。
入選した作家たちは私よりずっと厳しい状況で努力を重ねここに作品を展示できているのだと思うと、私も力を振り絞って頑張らなくてはと思いました。
子育てをしながら共働きで夫婦で出品している先輩の作品を何度も観て学生時代共に過ごしてきたことを思い出して自分を励ましてきました。
その後会社へ挨拶に行こうと思っていたのですが絵に圧倒されてすっかり疲れてしまったので予定を変更して家に帰りました。
母に見せるために図録を買いました。2000円です。
創画展は東京での展示が終わると11月2日から京都市美術館で京都展、11月22日から愛知県美術館で名古屋展へ巡回します。
社団法人創画会
第32回2005日本画 創画展(東京展)
10月16日〜31日(但し17日休館日)
上野公園内・東京都美術館
入場は午前9時から午後4時まで(但し5時までご覧になれます)
31日最終日は入場は午後1時まで2時終了