心配するな

昨日父から電話で私の口座番号の確認があった。
まさか本当に送金するとは思っても見なかった。
今日通帳を記帳したら父からの送金が印字されていた。。。
老夫婦にとっては大切なお金。思ったより大きな金額に心が痛んだ。
父にすぐ電話した。
「お金、入金されてた。ありがとう…必ず返すから…ありがとう…こんなに」
「いいよ。心配するな。今月は売れたからさ」
「ありがとう…」
心から父と母に感謝した。
この歳になって実家から仕送りを貰うなんて、なんて情けない娘だろう。
そして多分父から初めて仕送りを貰ったのだ。父はそんなことするひとではなかった。
私は父が精神的に疲れているのだろうと思った。
私に実家に帰ってきてもらいたいのだろうと。
母の介護に来てもらいたいのだろうと。
日々の介護に疲れた気持ちを受け止めてもらいたいのだと。
通帳に印字された文字を見つめながら父の気持ちに心から感謝した。こんな気持ちは初めてだった。
このお金は必ず働いて返すから。ううん、倍にして返すから。
今週末は実家に帰ろう。
本当にありがとう、お父さん、お母さん…。