くたびれて

残業して頭を酷使したので疲れをとるのに会社近くのカフェで一人でお茶。薬を飲まなくちゃと思いながらポーチを持ったままぼんやり椅子に腰掛けていた。
私だけ時間がゆっくり流れていて、周りはくるくるとお客さんが出たり入ったりお喋りしたり笑ったり子供が駆け回ったりそしてふっと静かになったと思ったら1時間経ってしまった。カフェラテはしかしまだ暖かさを保っていて薬と一緒に私の身体に取り込まれていく。
ひとりぼっちな気分がした。
なんでだか分からない。
このまま帰るところがない気分がした。
柔らかい手編みのコットンのストールを肩に羽織ってみた。肌触りが優しくて泣きたくなった。
今度の連休の介護、誰が行くのかまだ決まっていない。私はお休みしたい…まだ時間はあるから考えないで過ごそうと思う。