生き延びるための

通勤日でした。私はソフトの独習を続けるように言われました。朝に飲んだデプロメールの副作用か午前中は朦朧としてマニュアルが頭に入りませんでした。そして、今やっている仕事は来週には継続か終わりかが決まってしまうことが何となく分かりました。社長は余り乗り気ではなく、多分私のスキルと先方の条件がマッチングして私が積極的に動かなければ終わりになる可能性は高いと思われました。
今週、金曜日の出勤はキャンセルになりました。不安が心を支配していました。
仕事帰り、同僚と少しお茶していくことになりました。私はなんとなくこの先仕事が無くなるかもしれないのが不安だし、急にキャンセルになったりするのは予定が立てられず焦りを感じると話しました。夫は依然失業状態で家にこもっているし、私がもっと積極的に働くためには多分今の会社では無理なのだろうということや、なぜかいろいろ話してしまいました。同僚は口を挟まず聴いていてくれました。悪かったなと思いました。私の不安を受け止めてくれていたのです。彼女は別の仕事を任されていて多分その仕事は続くような気がしました。私は自分に与えられた仕事がキャンセルになったら、もう今の会社にはお世話になったけれど居られないのではないかと思いました。のしかかってくる不安とこれからのこと。生活していくためには何でもいいからこの時間をお金に換えなくてはいけない。生き延びるために…
静かに私の不安を受け止めてくれた同僚に心から感謝しました。ありがとう…。
重い気分で家に帰ろうとしたけれど夫が待っている家に足が向かずあてもなく駅ビルを彷徨っていました。
先週末、父に頼まれたあることについて確認しようと実家に電話したけれど誰も出ませんでした。多分お風呂に入っているのだろうと思いました。父の依頼はいつも重い内容のことで思い出すたび辛くなりました。
夫に遅くなると電話したら「元気が無いのか。ご飯は作っておくから早く帰っておいで」と言われました。夫に心配をかけるとまた関係が悪化するからと先回りして考えてしまう自分が嫌でした。でも仕方なく急行に飛び乗り自宅へ帰りました。
昨日、診察で主治医に上がっているようには見えないと言われたことを思い出して目に涙が溜まっているのを感じました。上がっていたのではなくてちょうどうつが軽快した感じだったのだと、注意しなければまた落ちてしまうのだと…。昨日の明るい気分と対照的に重苦しい気分になっているのに気づきました。主治医に会いたいと思いました。ただ、傍に居てくださるだけでもこの苦しさから抜けられる。でもそれは叶わない、自分の中で処理できる力をつけなければずっとこのままなのだと分かってはいるのです。
心の中でいろいろなことが解決できずに迷いが深まっていきました。