割り切ること

優しさは時として人を傷つけたり大きな損害を発生させる。時と場合に応じて冷たいと思われても割り切って判断することが必要だ。私にはそれが出来ていない。いつもグレーゾーンに居る。「どちらも幸せになれる」ことは実社会の中ではあり得ないとは言わないが少ないのだ。誰かが得をしたら誰かは損をする。私が嬉しいとき相手は悲しいかもしれない。それを調整しようとして自己犠牲を発揮しすぎると病気にもなるし収入も減るし母の介護も出来ないし…周りを見たら私が自分の気持ちをはっきりさせないでいることで損失が増えていくのが分かる。
勇気を持つこと。その時気の毒だと思ってもその人にも必ず幸せは来ると信じて自分に有利な決断をすること。そうやって人は健康に生きていくのだろうな。先生はそういうことを言いたかったのかな。妹の健康さに違和感を感じるのは、私が割り切って生きていないからだと思う。
割り切れない想いを大切にしたい。でも私のせいで周囲にまで迷惑が及ぶのであれば考え方を改める努力をしなくてはいけないのだろう。人の性格を変えるのは難しい。私は泣きながら割り切って生きていくのだろうか。薬の力を借りながら…。