無心になって

フリマと展覧会の準備に一日を使えるしあわせ。
母のことを考えていないわけじゃないけど、やっぱり家族と離れて連絡も意識してとらないでいると気分は安定してくる。バランスの問題じゃないのだな。でも、家族である事実は消せないし、これからローテーションで休日の介護当番が回ってくると思う。
魂を絡め取られないように、家族と付き合うにはどうしたら良いのか。これからはそれを考えていくのかな。
それにしてもいい天気で、私は昨日買いこんだパネルにアクリルジェッソ(アクリル絵の具の下地)を塗った。シルバーを少し混ぜて輝くような白い色になった。
下地が乾いたら作品の構想を練るというか、制作作業を始める。
在宅介護は思ったより大変だった。特に食事の管理は厳しいし、夜のトイレ介助は深夜心配で熟睡できない。病院の生活とは全然違う新しい工夫を考えて、少しでもお互いが楽に生活できるようにしていくのがいいのだろう。試行錯誤しながら。
とりあえず、今は半年のお見舞いの疲れを癒して、こころをまっさらにしておこうと思った。
白く塗られたパネルが目に眩しい…。