その手の施設にはいくらかかるのか

弟からメールの返信が来た。
男性へのメールは感情を排し、冗談を抜いて、箇条書きにした方が良かったと後悔した。
誤解や挑発と思われる表現が散見され、兄弟とは思えない寒々とした内容だった。
母を在宅介護するのは無理。家に戻りたいと言うのは子供の我侭とは…
距離を感じた。
母は特別養護老人ホームに入るような年齢でも介護度でもない。ましてや徘徊して困るような認知症でもない。そのことを手紙に書いたのに、私の説明が不十分だったのだろうか。
「自宅に戻りたい…」老人でなくても誰もが願う事を一度でも叶えてやろうとは思わないのか。
早朝から、気分は暗く落ちてしまった。