微量なのに…

予約なしの外来なので3時間ほど待たされた。待たされるのはいつものことだけれど、朝のデプロメールのせいか眠気とだるさに座っているのも辛い。コーヒーを飲んだり頑張ってみたけど、結局1時間位眠ってしまったかも。
正午丁度に名前が呼ばれた。主治医とは先週末看てもらったばかり。甘えだな、やっぱり。
「薬のことですけど…」と言いかけると主治医も「はいはい、」と少しこちらに近寄って体勢を整える。デスクには飲みかけの緑茶缶。これだけでお昼時を乗り越えるのだから凄い…。
デプロメールを増量した結果、特に夕方お見舞いの帰りに気を失いそうなくらいの疲れを感じて立っていられず、家に辿りつくまでに2〜30分座って休まないと帰れない話をした。自分では多分薬を増やしたことが原因だと思うが、最近のお見舞いでは母の認知症に振り回されたり、家族とのやり取りに疲れたこともあるかもしれないと付け加えた。
主治医は「う〜ん、吐き気とかはないですか、多分そろそろ血中濃度は安定してくる頃なので、人によってはねむだるい感じになると思いますね〜急に増やしたり減らしたり出来ない薬なので…」少し考えていたが、「また元に戻しましょうか、どうですか?」と尋ねた。私は薬を増やしてみてメリットもあるので、その辺で迷うと答えた。メリットとはどんな事かと訊かれたので、泣かなくなったことや死にたい気分が抑えられている事を話した。主治医はカルテにその事を書き込んでいたが、「では、こうしましょう。お見舞いの時は夜1回だけ、それ以外の通常時は朝夕1回服用する折衷案でどうでしょう。濃度は上がったり下がったりしますが。少量で薬が効くタイプなのかもしれませんね。そうすると副作用も少量で出てしまうから、とりあえず手持ちの薬でどうなるか、やってみないと分からないので試してみてください」
確かに私は少量で薬が効く、思い込みの強いタイプなのだと思う。「効く」と思えばそのように効くのだ。多分プラセボでも。
そういう訳で、先週末から開始したデプロメール増量は変則的な形で増減していくことになりました。
夕方、確認の為、薬を飲んでみる。デプロメール50mg/日の感覚を覚えておく。服用1時間ほどでだるさが出て2時間も眠ってしまった。それから「えいっ」と起き上がって夕食の準備をはじめた。やっぱり薬の副作用みたいだ。