器を拡げること

心療内科の通院日でした。夕方、最後の順番でした。また50分近く時間がかかってしまい、もうこれは精神分析的精神療法に入ってしまったような感覚がありました。大変多くのことを話したので時間があったら少しずつ追記していきます。
主に話したのは、32条認定のお礼、SSRI投薬後の体調・気分変化、母と介護をとりまく家族の状況と自分の心境の変化、精神分析的にケアする人とどう接したらよいかと言う事を本で学んだこと、自分の希死念慮に関すること、悲しみや辛さの扱い、ベンゾジアゼピン系安定剤の服用状況などでした。
悲しみの扱いに苦慮している事については、やっと受け止める器が出来たところで現実にはそれ以上の悲しみが溢れている状態ではないか。薬も使いながら器を拡げて悲しみに耐えられる(味わう)ようにしていくことにしました。実際にはSSRIを増やしていきます。
私の希死念慮には、悲しみの中に怒りがあるのではないかと言われ、今まで考えてこなかった事なので、少しじっくり自分の気持ちの中を歩いてみようと思います。
今日はバスが行きも帰りも遅れて、寒いので帰りのバスを病院の中で待っていたら、ちょうど帰る主治医に声をかけられました。主治医は大学の医局に用があったらしく、とても楽しそうに見えました。バスから駅までご一緒させてもらいました。別に話はしなかったのですが、私服の主治医は軽装で可愛らしく見えました。私は主治医と同じ空間に居るだけで幸せな気分になり、このハプニングに感謝しました。