どうして生きているのか

たまたま時間の都合が合わず、久しぶりに一人でランチになった。会社の近くのレストランで食事を摂る。コーヒーははじめ断ったが、ここで昼の薬を飲んでしまおうと思い、水を差しにきた店員にコーヒーを注文した。皿が片付けられ広くなったテーブルに白いコーヒーカップとソーサーがぽつんと置かれる。私はポーチから薬を出して少しずつ飲んでいく。リタリン…リボトリール…セパゾン…。ふっと私は何で生きているんだろうと思う。もう未来が見えない。楽しいことは待っていない。日々が虚しい。もう、消えてしまってもいいんじゃないか。楽になりたい。ここから別の場所へいきたい…私が居なくてもきっと母は大丈夫。私は何も出来ない。お金も出してあげられないし、いつも側に居てあげられないし…
そう思っているうちに目に涙が溜まってぽたぽたと落ちた。いけない。午後も仕事があるんだ。必死に涙を抑えるがどんどん溢れてくる。
楽になりたい。でも死んじゃだめだ。いろんな人に迷惑がかかる。せっかく治療してくれている主治医にも申し訳ない。
デパスを追加で飲む。少し気持ちが落ち着いてくる。
だけど、どうしたらいいの。この先。生きていたって何の役にも立たないのに…神さま、何で私を生かしているのですか？これは罰ですか？