親身な対応

紹介してもらった派遣会社に登録に行った。
きれいなビルにリラックスできるインテリア…以前登録した派遣会社とは全く雰囲気が違い少し戸惑いながら受付に面会の約束の事を告げた。
本登録の前に営業の方にお会いして会社の説明を聞いたり私のこれまでの経緯などを話した。病気のことも少し話した。少し落ち込んでいる気分なことを聴いてもらって多少気持ちがぼぐれた気がした。営業の方は私よりずっと若い方だけれどとても感じの良い方だった。
「元気を出して一番良い自分を面接担当者に見せてください」とその方は言った。
その後面接担当者が来て私の経歴や仕事のスキルなどの質問をされた。私の仕事の希望や体調のことなども正直に話した。薬を飲んでいることも、継続して通院があることも。
面接担当者はとても親身に相談に乗ってくれた。話しやすい雰囲気を作ってくれた。
ただ、私に元気がないのが心配だと言われた。
面接前にリタリンを飲んで臨んだけれど昨日のショックが残っていてカラ元気も出ない。心の底から力が出てこない感じがしていた。だからどうしても明るいイメージが出せないでいた。
面接の後は本登録のためにパソコンでスキルチェックをした。
緊張して練習を長くしたので時間がかかってしまった。思ったより出来なかった。
それでも本登録が出来てすぐにIDが発行された。驚いた。
面接担当者は私の希望に合うような仕事を探してくれたが時給が安く通うのに不便なところだった。私は半ば諦めの気分で勤務時間が短い仕事を選んでみた。ここも時給が安い。一応押さえてもらい、会社に通院で休むことがあっても大丈夫か問い合わせてもらうことになった。今日中に連絡すると言う。
この会社は対応が速く親切で好感を持った。
けれど初対面の人と長い時間話したのでへとへとに疲れてしまった。
帰りがけ電話が入り押さえている業務の内容と求められる条件を聞いた。余りに手取りの給与が少ないことに、この仕事で良いのか迷いがあった。仕事は半年以上続けてもらいたいという。これだけではやっていけないかもしれない。返事は金曜日まで待ってもらうことにした。
生き生きと働きたい。でも治療は続けなくてはいけない。前に進むしかないのだけれど…