また何かあったときは頼む

昨日、耳を疑うようなことを父から聞いた。騙されたと思って振込先をファックスしておいた。
午後、月末の支払いを済ませて自分の通帳を記帳したら、貸していたお金が戻っていた。驚いた。かなりの額だったから。父に電話した。「前から返そうと思っていたから」「でもこんなに、大丈夫なの?」「今は大丈夫だ。また何かあったら頼むよ…」
お金が戻ってきたことは有りがたい事だ。でも、今母が入院して大変なときなのに。このお金、どうやって調達したのだろうか。弟?妹?それとも借りたのだろうか?
何とも言えないもやもやした気分が残った。
私が昔のように自立して親の入院のたびにお金ぐらい何とかなると思っていた頃に戻りたい。私も生きていくのが大変で、親も大変で、余裕が無くて。
自分が情けない。ただ無力感に安定剤の量が増える。穏やかな午後の柔らかな日射しが悲しかった。