心療内科

暑い。病院もこの暑さでなにかイライラと落ち着かない雰囲気。婦人科の窓口では診療報酬についてすごい剣幕でクレームをつける女性。館内放送で何度も呼び出しがかかる医師。この暑さ、病気でなくても具合が悪くなる。
久しぶりの午前中受診だったが、結局1時間待たされて診察室に。でも主治医だって食事も取らず仕事してるんだから我慢しなくちゃ。
怪我のショックでメモも何も用意できずに主治医の前に座る。旅行前、あんなに心配していた幻覚は現れず、その代わり怪我をして大変だったことをややオーバーに話した。外科の処置や薬の副作用など。「予想とは全く違う展開になったわけですね…」と言いながら主治医が声を上げて笑ってる。こんなに楽しそうに笑ってる主治医を見たのは初めてだけど、そんなに楽しいこと無いのかな?っていうか、死ぬかと思ったのにそんなに笑わないで下さいよ〜
岩場で転倒したのは明らかに不注意が原因。でも非日常的な局面でとっさの判断が出来なかったのはやはり安定剤の増量のせいもあるでしょうということで、今後大きなイベントが無いことを確認し、安定剤を少しずつ外していくことになった。
一見して日焼けして怪我までして、その顛末を面白おかしく話す私は、うつから回復しているように見える。もちろん薬もよく効いているし、不満なんてないのだけれど。ときどき、もうこの辺で死にたいと思うことがある。地下鉄がホームに滑り込む瞬間、オフィスのベランダ、そして怪我する瞬間。その話は、あんまり先生が楽しそうだったから話せなかった。躁状態なのだと思う。何もかも投げ出してしまいたい衝動が湧き上がってくる。抑えなくてはいけない。主治医を裏切ったらいけない。夫を悲しませたらいけない。
診察室を出て、何故かもう病院に行きたくない気分がした。病院にかかりすぎている。少し休みたい。