夫が日記なんか止めてしまえと言う。そんなの書いてるからうつになるんだと言う。夫は心配してくれてるんだからと思うけれど、自分の気持ちを吐き出す場所が病院しかなくなってしまうのは心細い。どうか、日記を書かせてください。私は毎日笑顔を絶やさない人になれるように努力するから。だから、ここを奪わないで下さい。
旅行中の怪我。段々治癒していくが、その過程が醜い。顔がまだ腫れている。明日診察日。この顔で主治医に会うのが辛い。あの時、死んでしまえは良かったと思う気持ちが心の片隅にある。でも今も生きている。醜い心と醜い顔でどうして生きていけばいいのか。
オリンピックの選手たちの輝くような表情が眩しい。そして私は何をしているんだろうと振り返る。あてもなく、同じ道を行ったり来たりしているだけじゃないのか。先に進まない。焦り。