私の腸の持病*1について、私より重症で就労できない人が知り合いにいて大変なんだという話を聞かされた。あなたは日常生活も支障ないし、旅行も楽しめるのだから軽症でよかったのだと思えという内容の話だった。
確かに私は軽症で、こうして仕事も不完全ながらやっている。今は緩解期で普通に食事も出来るし、下血はあっても少量で済む。
でも、比べないで欲しかった。病気の重さ、苦しみの深さ。感じ方は人それぞれ違うのだから。
励ましのつもりだったのだろう。悪気はなかったのだろう。でも、私の心は泣いていた…
私も心無い言葉で人を傷つけているのだろうな。せめて、健康ではない今は、苦しみを比較することは止めようと思った。みんな苦しいんだ。健康であったって苦しいときは苦しいんだから。

*1:潰瘍性大腸炎。国の指定難病